活動レポート

第88回香川大学眼科研究会

【記事区分】大会・学会・勉強会
【担当】大松 咲
【日程】2018年5月19日

5月19(土)、第88回香川大学眼科研究会がJRホテルクレメント高松にて行われました。

今回、Opening Remarksとして
香川大学医学部付属病院 薬剤部 教授・薬剤部長 芳地 一 先生より
「β遮断薬について」ご講演頂きました。

CLの保存液でドーピング検査にひっかかる可能性があるいうことは、目薬も全身的な影響は必ずあるということ、改めて痛感しました。
そして、「添付文書は公文書」。薬剤の禁忌等はしっかり覚えておきたいです。

特別講演では、
1.「How to 緑内障長期マネージメント」 
福井県済生会病院 眼科部長 新田 耕治 先生

緑内障眼と強度近視眼という鑑別困難な疾患の眼底写真やOCT、視野検査結果、そして最近のトピックでもあるOCTAの長期間に渡る結果を症例提示していただきました。各検査における経時的変化を動画によって拝見し、だんだんと悪化しているOCTを見て、百聞は一見に如かずとはこのことだなと思いました。

2.「角結膜の炎症疾患に対する診断と治療」
京都府立医科大学 眼科学教室 講師 稲富 勉 先生

角結膜疾患は、診察室から検査にでてくることが少ない疾患であり、普段あまり触れることのない疾患です。
角結膜疾患の私の勝手な印象は鑑別が難しい、です。今回、鑑別疾患を写真で見ながら特徴やそれぞれの相違点、治療法を拝聴することができ、自分の中での印象が少し変わりました。そしてとても印象深かったのが内皮細胞移植のDSAEK、DMEKです。術後視力の良さに大変驚きました。

3.「非感染性ぶどう膜炎に対する治療選択」
地域医療機能推進機構大阪病院 眼科部長 大黒 伸行 先生

ぶどう膜炎の治療といえばステロイドという印象が強くありました。しかし、免疫抑制剤のシクロスポリン、そして新たに生物学的製剤が現在では使用されており、ステロイド抵抗性のぶどう膜炎でもコントロールすることができるという希望あるご講演でした。新たな知見を得ることができ、これからも進歩するであろう治療法に興味をそそられました。

今回も大変ご高名な3名の先生のご講演を拝聴することができました。
先生方の日々の研究、そしてご講演に至るまでの膨大な時間と惜しみない労力をぎゅっと凝縮して勉強できる研究会は、とても意義深い時間だなと思います。
視能訓練士として、少しでも先生方の助けになるよう、普段から検査に取り組んでいきたいと思います。

研究会後の情報交換会では、鴨肉や牛肉、ロブスターなど豪華な食材が並んでいました。
「もう遅い時間だから炭水化物は食べない」 と女子以上に女子力の高いS先生の横でお寿司やフルーツサンドもいただきました。どれもすごく美味しかったです。