卒前・卒後臨床プログラム

卒前臨床実習プログラム

1. 目標と特徴

卒後臨床実習プログラム
卒後臨床実習プログラム

講義では将来、いずれの分野を専攻することになっても臨床医として持っておくべき知識を広く教育しています。更に、その上で、糖尿病内科や神経内科など他科と関連する分野を重視し、将来、臨床医として持っておくべき眼科分野知識を広く教育することを目指しています。

臨床実習では眼科の検査を体験し、眼科疾患を実際に経験することに主眼をおいています。5年次生実習では実際に視力検査、屈折検査、眼圧検査、光干渉断層計検査、眼底写真撮影、眼底検査などの眼科検査を実際に体験し、視野検査、眼球運動検査などは見学します。入院患者さんを担当して、実際の手術を見学します。

実習では眼科オリジナルの実習テキストを配布し、期間中はiPadを貸与しています。iPadには実習のテキスト、手術テキスト、解説付き眼科手術ビデオ、眼科講義資料が入っていますので、自習・復習に活用できます。

実習スケジュール
  午前 午後
月曜日 外来実習1  
火曜日 眼底読影実習 検査実習(視力・オートレフ・眼圧)
水曜日 手術実習1  
木曜日 外来実習2 縫合・レーザー実習
病棟実習1
金曜日 手術実習2  
月曜日 外来実習3  
火曜日 プレゼンテーション 検査実習(HFA・GP・OCT)
眼底検査実習
水曜日 手術実習3  
木曜日 外来実習4 病棟実習2
金曜日 手術実習4  

6年次生の実習では眼科スタッフとマンツーマンで外来・病棟診察、手術を経験します。眼科医と同じスケジュールで行動することにより、実際の眼科医の活動内容が体感でき、深い理解が得られます。また、豚眼手術実習を通して白内障手術を体験します。

2. 研修到達目標

眼科の臨床実習では以下の100項目の到達目標を設定しています。実習期間中に多い人で60項目以上、少ない人で30項目くらい達成できるようです。眼科に興味を持った場合には、続きは6年次生のポリクリ、初期研修で100項目達成を目指して実習を続けます。
眼科実習100項目の到達目標(PDF)

卒後臨床研修プログラム

1. 目標と特徴

香川大学医学部眼科学教室では眼科領域のあらゆる疾患に対して専門的かつ高度な診療を行っています。後期臨床研修では、原則として3年間で眼科診療に必須の基礎的な知識や手技の習得を目指します。4年目からは、専門分野の研修を開始し、サブスペシャリティーの技術・知識の習得を開始します。また、5年次での日本眼科学会専門医の取得を目標とします。

日本眼科学会専門医試験を受験するにあたって、後期臨床研修中に1年以上日本眼科学会が認定した「眼科研修プログラム施行施設」での研修を受ける必要があり、香川大学医学部附属病院はその認定を受けています。

後期臨床研修では、最初の1年間は香川大学医学部附属病院で眼科医としての基礎知識、基本技術の習得を目的とした研修を行います。その後の2年間は関連教育施設で外来診察、病棟処置、手術技術などについて眼科診療を実践し、一般臨床について幅広くレベルアップをめざした研修を行います。3年間の研修により全研修医の白内障手術技術の習得を目指しています。4年目は香川大学医学部附属病院で、それまでに習得した知識、技術を生かして最新の高次の眼科医療を経験し、サブスペシャリティー領域の研修を開始します。

そして、5年目で日本眼科学会専門医試験(合格率約70%)を受験し、専門医を取得します。

また、眼科学についての研究を希望される方については、臨床研修と並行して医学博士取得のための基礎研究、臨床研究を行う大学院コースも準備しています。

2. 研修プログラム

1. 初期研修プログラム

香川大学医学部附属病院の卒後臨床研修プログラムでは、3パターンの中から研修プログラムを選択することができます。パターン1では1年目に眼科研修を最大1.5ヶ月、2年目の最大12ヶ月、パターン2では2年目に眼科研修を最大9ヶ月、パターン3では1年目に眼科研修を最大4.5ヶ月、2年目の最大12ヶ月選択することが可能です。眼科を志すことが決まっている方はパターン1、または、3の選択がおすすめです。後期研修プログラムを先取りすることができます。

詳しくは香川大学医学部附属病院卒後臨床研修センターのホームページでご確認ください。

2. 後期研修プログラム

1年次(卒後3年目):香川大学医学部附属病院にて研修
  • 外来:問診を通して各種眼疾患についての症状、経過についての知識と理解を深め、視力検査、眼底検査(各種倒像鏡)、細隙燈顕微鏡検査、各種視野検査、蛍光眼底造影検査、光干渉断層検査、角膜内皮細胞検査、超音波検査(眼軸長測定含む)、各種斜視検査などの眼科特殊検査手技を習得し、検査結果の評価の仕方をマスターする。指導医の診察に立ち会い、眼科医としての基礎知識を身につけ、数多くの疾患に対する診断や治療方針等を学ぶ。
  • 病棟:指導医とともに患者を受け持ち、診察を通して、術前・術後管理の方法、処置をマスターする。(網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑円孔、加齢黄斑変性、白内障、緑内障、斜視、視神経炎、ぶどう膜炎、眼外傷など)
  • 手術:手術助手として各眼疾患への経験と理解を深める、また、手術手技を理解する。白内障手術等の部分執刀を指導医の指導の下に開始する。定期的(平均1回/月)に豚眼などを用いた手術実技指導を受ける。
2年次(卒後4年目): 関連教育施設にて研修
外来診療および病棟患者を受け持ち、指導医の指導を受けながら、診療方針の決定、検査、処置、レーザー光凝固等の外来手術の実践を行う。
手術では、外眼部手術、白内障手術等の執刀を指導医の指導の下に行う。
学会、研究会に参加し演者として発表する。
3年次(卒後5年目): 関連教育施設にて研修
単独で外来診療および病棟患者を受け持ち、診療方針の決定、検査、処置、レーザー光凝固等の外来手術の実践を行う。
手術では、外眼部手術、白内障手術等の執刀を単独で行えるようになる。手術合併症の処置を自ら行うことができるようになる。
学会、研究会に参加し演者として発表するとともに、論文の執筆をする。
4年次(卒後6年目):香川大学医学部附属病院にて研修
専門外来に参加することにより各専門分野における最新医療についての理解を深める。網膜硝子体手術や緑内障手術等の専門性の高い手術も経験し、サブスペシャリティー領域の研修を開始する。
学会、特に専門学会で演者として発表するとともに、英文論文の執筆をする。
5年次(卒後7年目)
6月に日本眼科学会専門医認定試験を受験し、専門医を取得する。

その後、大学に残ってサブスペシャリティー領域における最新医療を追求する、関連病院のスタッフとして勤務するもしくは開業して一般眼科臨床を実践するという選択をする。

3. 関連教育施設

  • りつりん病院
  • 三豊総合病院
  • 香川県済生会病院
  • 香川県立中央病院