2018年6月8~9日、第30回眼科専門医試験が行われました。
会場は例年と同じ渋谷フォーラム8。渋谷の繁華街の中にある大きな貸会議室ビルです。
実は15年くらい前にアルバイトの面接(家庭教師だったかな?)で、フォーラム8には訪れたことがありました。念の為、前日夕方に会場に下見に行くと、悲壮な表情をしている同士と思われる人が何人もいました。
さて、8日は筆記試験です。午前中の一般問題100問を終え、一旦ホテルに帰り、休憩。そして、午後は臨床問題50問。それぞれ制限時間は2時間で、終わったら途中退室OKなのですが、時間があまることもなく、みっちり4時間答え続けました。
翌日は面接試験。私は受験番号が早かったので、9時半には面接室に呼ばれました。ドキドキしながら部屋に入るも、面接官の先生方からは、とても柔らかい雰囲気でお話いただき、落ち着いて質問に答えることができました。今年は実技付きの面接試験でした。時間が少し余ったので、これまでの研究の話などをして、15分の面接時間が終了。終わったあとの開放感は言葉には表せないほどのものでした。
さて、眼科医の先生はご存知の通り、眼科専門医の結果発表はとても早いです。試験から1週間もしないうちにこんな感じで速達の通知が届きます。
日々の仕事をしながらの勉強なので、時間的には厳しい部分もありましたが、わからない問題を教えていただいた先輩の先生方、夜遅くまで一緒に勉強をしてくれた同僚の先生、過去問の回答例をくれた大学時代の同期や外勤先の先生、諸検査のやり方を教えてくださったORTの皆さん、お守りを買ってきてくれたり、疲れた夜に笑わせてくれた後輩の先生たち、多くの人の助けのおかげで合格することができました。自分ひとりの力では成し遂げられないのは、医療も試験も同じだなぁと改めて感じました。
これからも、この専門医試験で学んだ知識をいかしながら、眼科医療の発展のためにがんばっていきたいと思っています。