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活動レポート

第84回香川大学眼科研究会

【記事区分】大会・学会・勉強会
【担当】加地 晴菜
【日程】2016年9月3日

ホテルクレメント高松にて、3名のご高名な先生方をお招きし、第84回香川大学眼科研究会が行われました。
今回は角結膜疾患、糖尿病黄斑浮腫、ぶどう膜炎など、多くの人が興味のある分野となっておりました。

特別講演1 「身近なオキュラーサーフェス疾患の新しい考え方」
    東京歯科大学市川総合病院眼科 教授 島崎潤先生

身近で発症頻度の高い角膜疾患について、どのようにして然るべき処置をとればよいのか、症状が似ているために鑑別の難しい疾患に対しては、多数の写真やイラストがあり、とても分かりやすい内容でした。長年角結膜疾患を診てこられたからこそ分かることを惜しみなくお話しくださいました。
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特別講演2 「糖尿病黄斑浮腫の薬物療法」
    京都大学大学院医学研究科眼科学 助教 村上智昭先生

同じ治療を行っても人によって経過が異なり、DMEの治療法が本当に複雑で難航していることが分かりました。その中でも現在ではどのように治療していくべきなのか、先生のご経験で私たちのためになることを、詳しく丁寧にお話しくださいました。
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特別講演3 「ぶどう膜炎の診かた」
    東京医科大学臨床医学系眼科分野 主任教授 後藤浩先生

多種あるぶどう膜炎のうち、診断可能なぶどう膜炎が60%というなかで、たくさんの鑑別のポイントや所見を教えていただきました。
写真だけではよく分からないような部分を、簡潔で分かりやすい説明や面白い文章にして伝えてくださり、終始和やかな雰囲気でした。東京医科大学が100周年であるため大学の誕生秘話もお話しいただき、見て聞いて楽しい講演でした。
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有名な先生方の多分野におけるたくさんのお話しを聞くことができ、とても充実した研究会となりました。

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