大阪のホテルニューオータニて開催された、第3回関西RVO研究会に参加してきました。参加者数は30人ほど、コの字型に机が並べられた会場で、演者との距離が近くアットホームな雰囲気でした。
今回の内容は、症例検討が3例、東邦大学医療センター佐倉病院の前野先生の特別講演が2題。
症例検討では、神戸大学楠原先生が発表された「BRVOに対するt-PAの有用性」が印象的でした。t-PAの硝子体注射によってPVDが起こり、黄斑浮腫が改善するという内容で、抗VEGF薬で効果不十分な症例などに対する選択肢の一つになりうるのではと思いました。
特別講演は、BRVOに対する外科的治療であるsheathotomy について、詳しい手術手技も含めてのお話でした。網膜動静脈の鞘を物理的に解放して閉塞部位を開通させるというもので、まだ未熟な私は聞いたことも見たこともなく、興味深かったです。質疑応答も活発で、大変勉強になりました。
第四回も是非参加できればと思います。