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3ヶ月間の眼科研修を通して

【担当】小嶌 洋和

研修医1年目の小嶌と申します。
今日は3ヶ月間眼科をローテーションさせていただいたことをブログに載せたいと思います。
6年生のスーポリで眼科を回ったときに、眼は綺麗! オペが面白そう! 早く帰れそう!と思い、眼科の研修を希望しました。
いざ研修が始まってみると、知らない検査が多過ぎてちんぷんかんぷん、カルテをみても何を書いてあるか全くわからない、だってほとんど英語で略語の嵐だったんです。医者は略語が好きですけど、ここまでくると…。それに眼科の患者さんは、入院期間が短い人が多く入退院の処理が多いこと。倒像鏡で眼底が全く見えてこないんですけど! とツッコミどころ満載の眼科ローテの始まりでした。
何をしてよいかわからずオドオドしている私でしたが、周囲の先生方は優しく指導して下さいました。眼科は個人プレー?なんてイメージがありましたが、頼もしい先生たちばかりで非常に心強かったです。
ORT(視能訓練士)の美人な先生方からも検査のことを何度も教えていただきました。教えてもらっても右から左の僕なので、なかなか身につかず、忙しい中非常にご迷惑をおかけしましたが、笑顔で同じことをまた教えてくれるORTの先生方には感謝、感謝でした。
私の指導医は網膜硝子体がご専門の白潟先生と藤田先生でしたが、白内障手術や硝子体手術の助手も沢山させていただきました。1日6件ほど助手に入るときもあり、助手をしているだけなのですがヘトヘトでした。
9月には名古屋で開かれた緑内障学会にも参加させていただきました。それはそれは美味しい焼肉と、キレイな夜景と名古屋城が見渡せるオシャレなバーでセレブが愛する?モエ・エ・シャンドンを優雅に頂きました。アルコールに非常に弱い私(生中1杯でリバース!)ですが、この機会逃してはならぬと1杯飲んでしまい、夜中3時まで頭痛に悩まされました。
そんなこんなで3ヵ月の研修が終わろうとしています。少しつずつですが、略語も覚えてきてカルテも読めるようになってきました。入退院の処理はスピーディーにこなせるようになりました(これが一番上達したことかもしれません(笑))。倒像鏡でもよく散瞳している人であれば、眼底は見られるようになってきました(周辺はよくわからないですけど…)。前置レンズでも時々?眼底が見られるようになりました。
始めは「全然わからないし、できっこない」なんて思っていたことも、3ヵ月間を通してみると段々にできることが増えていることに気が付きました。できることが増えるとやっぱり楽しいですよね、眼科は検査や手技が多いですが、その分できるようになった時の達成感も大きいなと感じています。
迷惑ばかりかけてしまいましたが、非常に充実した研修をさせて頂くことが出来ました。先生方本当にありがとうございます!
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