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3ヶ月の眼科研修

【担当】秋光純一郎

研修医1年目の秋光です。眼科の1週間は予診から始まるということで、問診形式のブログで研修のまとめをさせていただきたいと思います。

Q1.どのような理由で眼科研修を選択されましたか?

A:元々、視覚や視機能に興味があり、この学部に入学した時から眼科で研修したいなと考えていました。僕は五覚の中で一番無いと困るのは視覚だと思っており、視覚を司る眼という臓器の治療に携わることの出来る眼科は魅力的に感じます。
ということで、まずスーパーポリクリで眼科を選択しました。当時の僕は部活の試合のために練習したかったので、定時に帰宅できる眼科は最高の選択実習となりました。
ですが、眼科ではどんな診療がされているのかはいまいちよく分からなかったので初期研修で選択させていただきました。

Q2.それはどれくらいの期間ですか?

A:7月から9月末までの3ヶ月間、眼科をローテートさせていただきました。

Q3.眼科の研修医はどのような1週間を過ごされますか?

A:眼科の研修医は週3日を外来、週2日を手術室、残りの時間を病棟で過ごします。

Q4.外来の業務はどのようなものでしたか?

A:外来では予診をとり、必要な検査を決め、時々検査をします。隅角を観察したり、優しい視能訓練士さん達に教えていただきながら器械を扱ったりと、未熟ながらも眼科の検査を行えるようになりました。

Q5.手術室では何をしましたか?

A:週二日ある手術日には、白内障、緑内障、網膜硝子体手術など数多くの手術で助手をさせていただきました。学生実習の時とは大きく変わり、器械の準備や器械出し、片付けまで多くの場面で手術に関わらせていただきました。

Q6.眼科の病棟業務は?

A:平均7人の受け持ち患者さんを毎日診察する中で、前房の診かた、眼底鏡の使い方、眼圧の測り方を学びました。僕の場合は偶然が重なり、逢坂先生、高砂先生、小林展先生の3名の上級医に指導していただけたので、多くの先生の診察スタイルを見ることができ、幸運だったと思います。

Q7.眼底鏡で眼底を見えるようになりましたか?

A:学生時代は全くでしたが、研修を経て散瞳していない人でも何となく見えてきた気がします。

8.眼科のカルテは特殊ですが読めますか?

A:略語が多く、ほぼ英語でのカルテですが、3ヶ月で読むだけでなく記入できるようになってきました。回診では、シュライバーとして先生の診察を学ばせていただきました。

Q9.教授の回診のシュライバーで「いいですよ」は記載した方がいいですか

A:した方がいいそうです。かっこよく英語で書くとなお良しです。

Q10.眼科での思い出はなんですか?

A:食事に誘っていただいたり、送別会をしていただいたりとよくしていただいたことです。福岡、横浜と二度の学会にも参加させてもらい、早期から専門的な発表を聞くチャンスをいただけたことはラッキーでした。

Q11.眼科の先生はワインを好まれるのですか?

A:「眼科の先生はよく飲まれ、特にワインを嗜まれる」との噂を学生時代から聞いておりましたが、実際はビール派の人もおり、あまり得意でない方もいらっしゃいます。ちなみに、ビールを飲み過ぎると尿酸値があがるようです。

卒後臨床研修センターよりご紹介

【主訴】
眼科研修目的
【現研修歴】
2016年4月頃、当院の卒後臨床研修センターにて研修開始。
2016年7月頃より、眼科研修希望とのことで当科紹介研修となった。
【診断】
3ヶ月間でも自分の成長を感じ、充実した研修を送ることができました。楽しく、アットホームで面倒見の良い医局の方々には大変お世話になりました。ありがとうございます!

1968-1