17年のあいだ香川大学の眼科を引っ張ってくださり、また、支えてくださった佐藤志乃先生が退職されました。
佐藤先生と初めてお会いした時のことを今でもよく覚えています。東京からやってきた、とびきり美しくて洗練された女性は、なんとママ!佐藤先生がいるだけでそこにはパッと大輪の花が咲いたよう。外見もさることながら、佐藤先生を知れば知るほど魅力に溢れた奥の深さに、芯の強さに、当時から、そして今でも惹かれずにはいられません。
緑内障専門医として、これからますますご活躍されることと思います。
遠くにお引越しされるわけではないので、今後のご活躍を近くで拝見できることは寂しさも幾分か和らぐ助けになりますが、医局での佐藤先生とのおしゃべりや、相談事、なんでもないけれど、そんなスペシャルな時間がなくなることがとても哀しいです。
「働き方を変えてみる」。母であり、妻であり、医師であり、いろんな面をもつ佐藤先生が選択したこのことを、寂しいけれど、こころから応援したいと思います。