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第33回 眼科専門医試験

【担当】小嶌 洋和

6月11日に行われた第33回眼科専門医試験を受験してきましたのでご報告します。
眼科専門医試験は、医師になり2年間の前期臨床研修を修了し、眼科医となり4年の臨床経験を経て受験資格が得られます。つまり私も医師となり、もう7年目ということになります。まだまだ未熟ながらもうそれほどの年月が経つことに自分でも驚かされてしまいます。
例年、試験は全国から約300人程度が東京に集まり一斉に行われていました。しかし昨年からは新型コロナの影響で、全国8会場で行われることとなり、私は岡山会場で受験となりました。試験会場は近くなったものの、外を出歩くこともままならず、なんとも寂しい思いです。
専門医試験は、例年合格率7-8割ではありますがかなり難しい試験です。一般問題、臨床問題、口頭試問があり、一般と臨床合わせて6割を取ることが必要と言われています。特に一般問題は普段私たちが臨床では触れない知識が多く対策なしでは6割とることも難しいのです。
まずは一般問題から始まります、今年の一般問題は例年より難しく、かなり不安が残る出来となってしまいました、毎年皆さんそう思うのかもしれませんが。。。一般問題が出来なかったからといってへこたれている暇はありません。昼休憩をはさみすぐに臨床問題が開始となるのですから。臨床問題はそこそこ手応えありという感じでしたが、自信がない問題も多くやはり不安が残ります。最後は口頭試問に準じた筆記試験です。口頭試問では、普段視能訓練士さんにしていただいたり、医師が直接触れる機会が少なくなったり検査器具などがお題に出されて、毎年受験者を困らせるものです。しかしこれもまた新型コロナの影響で小論文形式の筆記試験に昨年から変わっています。今年は縞視力検査(TAC)と成熟白内障がお題として出されました。縞視力検査は実際みたことはなく、曖昧なことしか書けませんでしたが、口頭試問で落とされることはまずないと言われているので、それを信じています。。。
このブログ記事を書いている時はまだ結果が出ていません。口頭試問が筆記になったため、結果が出るまでに一か月程度かかり、7月上旬に結果発表とのことでした。
不合格であればこの記事は削除でお願いします(笑)。