先日11月14日は世界糖尿病デーでした。11月14日はインスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日です。
この日を中心に糖尿病の予防や治療継続の重要性について啓発する活動が行われています。糖尿病デーのシンボルマークは青い丸です。これにはどこまでも続く空の青、団結を表す輪という意味があります。国内の施設もブルーにライトアップされました。当院も隣の内分泌代謝内科と一緒に医局周辺に青の飾り付けがされました。2016年の糖尿病実態調査によると、日本には約1000万人の「糖尿病が強く疑われる人」がいます。さらに、「糖尿病の可能性を否定できない人」も約1000万人おり、合計で約2000万人の糖尿病患者、予備軍がいるといわれています。未受診や治療中断となる状況もあり、これはいたみなどの自覚症状が少ないことが一因と考えられています。糖尿病は無症状で進行するため、定期検診が重要な病気です。また、贅沢病や不摂生だと誤解がある病気でもあります。運動をしていた高校生の頃、自分は糖尿病にならないと思っておりました。しかし働き始めて運動量が減り、ひとり暮らしになって野菜や魚の食事が減ったように感じ、危機感はあります。レンジで雑穀ご飯を作ったり、通勤を自転車にしたり、院内もなるべく自分の足で動いたり、休日は散歩したりでなんとかバランスを保とうとしております。これから先も健康に働いて、オフの日も楽しく過ごすために少しでも気をつけていきたいと思っております。