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森下 真実

先輩からのメッセージ


森下 真実
森下 真実


内科医である主人の留学に同行し、家族で渡米して

香川大学眼科に入局して9年目、当時私は関連病院に勤務しておりましたが、内科医である主人の留学に同行して長男、長女とともに渡米いたしました。現地では育児に専念し、翌年には次男も出産し、あわただしく(専業主婦も大変なのです!)毎日を過ごしているうちに、気が付けば当初2-3年の予定が4年過ぎ、5年過ぎていくと、臨床を離れている焦燥感は次第に強くなり、私はこのまま日本に帰って復帰できるのであろうか、と不安になる日々を過ごすようになって参りました。そんな私を見かねてか、主人のボスが見学でもしたら、とコロンビア大学の眼科のドクターを紹介してくださり、当時香川大学の教授であった白神先生、准教授の馬場先生に手紙も書いていただき、手術、外来を見学させていただく機会を与えられ、半年間のプログラムでしたが、よい経験をさせていただきました。

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再び眼科医として臨床の現場で働きたい気持ちに

アメリカでの生活は楽しくもあり、子供たちとすごす貴重な時間であったのですが、再び眼科医として臨床の現場で働きたいという気持ちも強くなってきたころ、主人の両親が、子供たちの面倒を見てあげるから帰っておいでと言ってくださったので、今のうち!と主人より一足先に帰国することにいたしました。


復帰に向けて

帰国後は、6年もブランクがありましたので、相談する先生も多くいらっしゃる大学病院で勉強させていただくことになりました。6年の間での眼科医療の進歩はめざましく、治療適応、方針が大きく変わったことや、完全電子カルテ化したシステムに初めはとまどい、周りにもご迷惑をおかけすることもございましたが、教室の先生方は皆仲が良く、子育て世代の方も多かったので、ご理解いただきながら、久しぶりの仕事にも慣れていくことができました。

家族と大学のサポートに支えられて

3人の子供たちは主人の両親が全面的にサポートしてくださっておりましたが(今も)、香川大学には職員のための保育園、一時保育、病児保育、も完備されており、義父母の都合がつかない時は一時保育を利用させていただき、大変助かったことがあります。


患者さん一人ひとりのニーズに合った良質な治療を提供できるよう、日々努力しながら充実した毎日を過ごしています

復帰後1年たった平成26年4月からはポリクリ時代にお世話になり、私が眼科を目指したきっかけともなりました先生のいらっしゃる香川県済生会病院に赴任し、一般眼科診療に従事しております。毎日の臨床業務の中で少しでも患者さん一人ひとりのニーズに合った良質な治療を提供できるよう、日々努力しながら充実した毎日を送っております。


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