約2年前から臨床研究として取り組んできた、網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)における変視の研究の論文がPLOS ONEというオンラインジャーナルにアクセプトされました。
(http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0153817)
科学論文を書くのは初めての経験で、辻川教授に手取り足取り教えていただきながらですが、取り組んできた研究が形になって発表できたのは嬉しく思います。また、データ集めなども、診察医やORTさんなどのスタッフのサポートがあって初めて成り立つ研究でした。この場を借りてお礼を言いたいと思います。
また、この研究に関するプレゼンテーションも、5月4日シアトルで行われたARVO2016にて行うことができました。ディスカッションの時間に当研究が論文として発表されているというと、多くの方が興味を持ってくれ、読んでみる、とおっしゃってくれ、論文として発表することの意義と重要性を感じる機会となりました。
一つのテーマを深く考えると、別の疾患ではどうだろう、別の切り口ではどうだろう、とアイデアだけは色々と頭に浮かびます。ただ、アイデアがあることと、それを科学的に意義のある論文にするまでにはかなりの時間と気合が必要だということも今回実感できました。次はできるだけ自分の力で完成させられるようにがんばっていこうと思っています。
※論文の詳細はこちら(PDF)をご覧ください。