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活動レポート

第38回日本眼科手術学会学術総会in京都

【記事区分】大会・学会・勉強会
【担当】小林 展子
【日程】2015年1月30~2月1日

第38回 日本眼科手術学会学術総会in京都に行ってきました。

今回、運よく手術学会に参加させて頂く機会を得て、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
“手術学会”、とはいっても、私は手術に関してはまだ必死で助手をしている状態の初心者です。
でも、そんな私のような初心者にもわかりやすく、ためになるセミナーが充実していました。
主に、白内障や周術期管理、それから興味のある斜視手術のセッションに参加しました。
眼内炎を防ぐための消毒や抗菌剤の選択。手術手技のどのタイミングで菌が侵入しやすいのか。起因菌は何か。
手術を始める前に、術者にとって最も適切な術眼と術者との位置関係を作ることの大切さ。
手術器具や糸・針のそれぞれの特徴について。斜視手術の術式や手術時期の選択について。
白内障における各手術手技の基本操作、トラブルシューティングのセッションでは瞬きをする暇もありませんでした。また、“術後不適応症候群”という概念を初めて知り、術後の患者様の訴えにきちんと向き合うことの重要さを学びました。我らが廣岡先生にも、緑内障手術におけるトラブルシューティングを、具体的な例をふまえながらとてもわかりやすくご教示頂きました。
気づけば、大量のメモ用紙であふれていました。
全体を通して一番印象に残ったのは、手術手技や周術期管理の方法などが各施設で異なっており、それぞれにベストな方法を選択されている点でした。他の方法に目を向けてみると、世界が広がった気がしました。
手術学会ではそのほか、ポスター展示や各メーカーの検査器具・手術器具の展示があり、楽しむことが出来ました。
学会後には、先生方と食事に行かせて頂きました。これもまた、学会の楽しみの一つです。
学会の内容をディスカッションし、様々な意見を聞かせて頂きました。京都のご飯も、美味でした。
沢山のことを学びましたが、これをメモ書きだけにとどまらせないように、しっかり身につけていけるようにしたいと思います。まずは、次のウェットラボがとても楽しみです。
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