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活動レポート

第62回網膜硝子体学会に参加しました

【記事区分】大会・学会・勉強会
【担当】山田武叶
【日程】2023年11月24日~26日

11月24日から26日にかけて横浜みなとみらいのパシフィコ横浜にて開催された、第62回網膜硝子体学会に参加して参りました。
私は普段、加齢黄斑変性などを扱う黄斑外来を担当しており、網膜硝子体学会は自分の担当領域の学会です。
同じ黄斑外来を担当する逢坂先生、秋光先生、そして鈴間教授の4人での参加となりました。

宿泊していたホテルから会場までの間には大観覧車で知られるよこはまコスモワールドなどの観光地があり、週末ということもあり人足がとても多かったです。
スーツ姿で観光地の人混みをかき分けての会場との往復生活でしたが、学会会場も多くの先生方が参加され大盛況でした。
コロナ禍明けは現地参加とオンライン参加の両方が可能な、ハイブリッド開催の形式を取る学会も多かったのですが、今回は現地開催のみの学会であり多くの熱心な先生方が会場に集まっていました。

講演は主に2つの会場で並行して進行していたのですが、私は主に自分が普段診療する加齢黄斑変性などの黄斑疾患の講演を聞きました。
加齢黄斑変性についての講演は、昨年日本での使用が開始されたファリシマブという注射薬についての研究発表が多い印象でした。
加齢黄斑変性は日本で注射での治療が可能になりまだ15年程度しか経っていない疾患です。
新しい注射薬が次々と開発され、実際に使用されて使用成績などが蓄積する中、自分の知識もしっかりと最先端の知識にアップデートしなければと改めて感じました。

私は今回の学会でポスター発表の形式で発表を行いました。
実際に発表を行うまで研究データの数字や統計処理ソフトと格闘した日々を思うと、努力の結果がポスターという目に見える形になり感動を覚えます。
加齢黄斑変性に注射による治療を行った前後での眼内血流の変化についての発表だったのですが、同じようなテーマで発表をした他大学の先生から声をかけて頂き、意見交換ができとても有意義でした。

3日間の会期でしたが時間が経つのがとても速く感じました。充実した学会参加にできたと思います。