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活動レポート

日本糖尿病眼学会に参加しました

【記事区分】大会・学会・勉強会
【担当】中野 裕貴
【日程】2024年6月14〜15日

今回は、教授と秋光先生とで第30回日本糖尿病眼学会に参加しました。東京赤坂インターシティAIRで開催されました。
わたしは口演やポスターによる発表ではなく、シンポジウムのパネリストとして参加しました。シンポジウムの名前は、「徹底討論!増殖糖尿病網膜症の硝子体手術」であり、そのうちの一議題である、「増殖糖尿病網膜症手術で内境界膜を剥く是非:剥く派」として講演しました。内容は割とマニアックであり、硝子体術者は黄斑手術の際に内境界膜を剥く事が多いのですが、ここ最近剥かなくても術後成績が変わらない報告が出てきており、増殖糖尿病網膜症ではどうなのか、というセッションです。座長の片方が鈴間先生で、1年前より講演の指名があり準備していましたが、留学中であまり臨床をしてないのもあって症例を吟味するのが大変だった記憶があります。講演では、最初に非増殖疾患の内境界膜剥離の現状を述べ、最近の増殖糖尿病網膜症疾患の内境界膜剥離の層別リスク解析を示して現状優位性があることを示し、その後安全な内境界膜剥離の方法を提案しました。割と盛り上がったような印象があります。会場の術者に訊いてみたところ、内境界膜剥離は剥くひとが多かったです。
大きな学会しか行ったことしかない自分としては、2列進行の小さな学会は新鮮でした。結構マニアック。(糖尿病)内科のセッションもあり、ホットトピックはGIP/GLP-1受容体作動薬で、私も関心があります。
来年は沖縄開催ということですが、また参加したいですね。