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活動レポート

硝子体手術フォーラム2023に初参加しました

【記事区分】大会・学会・勉強会
【担当】中野裕貴
【日程】2023年2月3日〜4日

硝子体手術フォーラムは、硝子体手術に習熟した指導医的な立場の術者が参加する、招待制のclosedな会です。出席者全員が未発表データを発表します。質疑応答を含めて一人10分、参加者56人で実に10時間!な濃い会です。なので朝8時開始です。また3年に1回しか開催されない特別な会でもあります。開催地は北海道の留寿都であり、リゾートホテルで行われます。最高気温が高い日でも氷点下な極寒の地にカンヅメです。私は12時に高松を出発しましたが、羽田経由で新千歳からバスで2時間、現地に到着したのは21時でした。
硝子体手術は標準術式こそありますが、白内障以上にバリエーションや小技・Tipsが多く、熟練の術者の思考を発表から読み取るのは楽しく、自分の手術の研鑽のネタにしたり、モチベーションを高めたりすることができます。
現地では研修医のときに指導していただいたN先生と久しぶりにお話しました。一人で硝子体手術を年間500件する胆力には驚かされます。MS大の教授のY先生は鈴間先生と同期ということでよくお話をさせていただきました。特許の話など一味違ったお話を伺えました。M眼科O先生は3日前から会場に入ってウィンタースポーツを楽しんでおられました。広い視点から意見をいただけましたが、未明で記憶が定かではありません。
このようにコアな術者たちが雪の密室で情報交換しあう有意義な会でした。

ゲストルームからの一枚。雪が積もっています。室内と室外の温度差が30度くらいあります。

こちらは真面目に発表中です。硝子体手術の会ですから手術の動画が多いですね。私は人工的網膜剥離作成の考察を発表しました。

部屋飲みをしようとホテルの外のコンビニへ出かける一幕。氷点下15度くらいです。むっちゃ寒いです。

昼休憩中のスキー。学生時代以来で大腿四頭筋が悲鳴を上げており、たまらず休憩している様子。